公的年金制度の複雑化に伴って専門知識を持つ人材が求められ、社会保険労務士やファイナンシャルプランナーのニーズが高まっています。年金相談に携わる専門家の皆様は、お客様に満足して頂けるよう試行錯誤されているのではないでしょうか。そこでこちらでは、士業のプロフェッショナルに求められる要素を3つまとめてご紹介します。
専門用語は先回りして説明する
分かりやすく説明しようと思っても、年金制度は法律と密接に関わるため、完全に専門用語を使わないのは難しいものです。分からない用語はお客様が聞いてくれると考えがちですが、「こんなことを質問して恥をかかないか」と言い出せない方もいらっしゃるでしょう。
質問されれば教えるというスタンスではなく、質問される前に先回りして分かりやすく説明するのがポイントです。
レスポンスの早さを重視する
お客様からの依頼は、時間をかけてよく調べてから説明するという方も少なくないと思います。特に年金制度では複雑な計算が多く、本人の被保険者記録がない場合は、年金額の算出がより困難になります。
正確さを重視することは前提ですが、あまりにも返事が遅いとお客様は不安になってしまうものです。開封したメールはすぐに返事を書くなど、レスポンスは早いほうが印象も良くなると思います。
言葉以外のものに置き換える
年金制度の場合、言葉や文章だけではどうしても伝わりにくいものです。多くのお客様の目的は正確な受給額を知ることですから、具体的な数字を迅速に提示することが求められます。お客様に納得して頂くためには、年金計算ソフトも役立つのではないでしょうか。
また図解やイラスト、写真は理解を助けるといわれています。言葉だけではなく、そうしたビジュアルをうまく活用するのが理想的です。
当事務所が販売する年金計算ソフト「年金秘書」は、年金相談を専門とする社会保険労務士が作成した、総合的な相談ツールです。
平均標準報酬や年金改定率の算定、老齢・障害・遺族年金の計算、離婚分割割合の計算など80以上のテンプレートを備え、ほとんどの相談に対応することができます。こちらのソフトを日々の業務にお役立て頂ければ幸いです。